2022年度総会開催
同志社校友会山形県支部の2022年度総会が9月3日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡を会場に開かれました。新型コロナウイルス感染症の関係で開催は3年ぶりです。
植木朝子学長はじめ大学の矢田直人校友課長、相原竜一郎校友連携コーディネーター、校友会からは松岡敬会長と宮城県支部・千葉薫充支部長、北海道支部・武田泰一副支部長、福島県支部・竹内和夫事務局長、岩手支部・横田裕之事務局員にご参加いただきました。
当支部は山形県の日本海側に位置する地方の校友が何人かで集い合う中で発展し、山形県支部として正式に発足して今年で25周年となります。支部総会は例年、全県から集まりやすい山形市で開催していますが、節目の年ということで、5年前の同じ鶴岡での20周年に続いて〝発祥の地・庄内〟での記念総会といたしました。奇しくも今年は、旧庄内藩主酒井家が3代目忠勝の時に庄内に入部してちょうど400年で、地元ではさまざまなイベントが繰り広げられています。酒井家初代の忠次は知恩院に墓があるなど京都との繋がりも深いことから、総会後は酒井家18代御当主の酒井忠久さんに、「酒井家庄内入部400年への想い」と題して記念講演をしていただきました。
酒井さんは、来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」に、家康を支えた徳川四天王の筆頭とされる酒井家初代・忠次が登場することからNHKのインタビューを受けたことを紹介。「忠次を演じる大森南朋さんの印象などを聞かれた。あの感じだと、忠次はきちんと描かれるでしょう」と、ドラマでの忠次の活躍に期待を寄せていました。また、「忠次の妻・登与を演じる猫背椿さんは鶴岡に残る登与の座像にそっくり」と笑わせていました。忠次は2代家次に家督を譲った後、豊臣秀吉から京都に屋敷と1000石を与えられ晩年を過ごしました。知恩院内の先求院に墓があります。忠久さんは何度も訪れていますが、2018年の台風で一部が壊れ、庄内入部400年までには-ということで、去年ようやく修理を終えたそうです。茶道裏千家淡交会の役員を務める忠久さんは家元との交流もあり、「大宗匠、現宗匠ともに同志社OBですが、いずれも素晴らしいお人柄でした」と語っていました。
このように酒井家と京都、さらには同志社との関りを中心とした忠久さんの話に、校友の皆さんも聞き入っていました。講演の模様は翌4日の山形新聞、7日の荘内日報に掲載されました。
総会では前年度事業報告・決算、本年度事業計画・予算などを了承しました。また、植木学長が「ビジョン2025」に基づき大学の近況を報告されました。懇親会では、地元鶴岡の校友・村山智昭さんのバンド演奏や、同志社グッズや地元の産品が当たるビンゴなどで盛り上がっていました。